“おののけ” 「ヲタ独女が許されるポロリは、水着ではなく、涙」の法則
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日曜コラム 独女の法則 第2回
同性愛者向けのバーやクラブが集中する新宿二丁目。今回は、そんな新宿二丁目に通う1人の独女にインタビューをしてみることに。独女語録1:何でも「サブカル」と言う独女は、傍から「オタク」と言われている
彼女の名前は古田京子(仮名)。33歳。広告代理店に勤める、いわゆるお局と呼ばれる女。ルックスも悪くないし、性格も悪くない。ただちょっと、影のありそうな根暗っぽい部分がある。自分では「サブカル」とポップに言っているが傍からみれば“オタク”に近い。フランス映画しか見ない女といえばある程度想像がつくだろうか?会社の後輩からは“アメリ先輩”と呼ばれているが、影では“ダメリ”というあだ名もあるらしい。それは付き合う男がことごとくだめんずであるためだ。
独女語録2:世の中には「電車男」と「終電女」がいる
影でダメリと呼ばれるほどダメ男に振り回され、男性不信に陥った彼女。たどり着いた場所は「新宿二丁目」。男も女も信じられなくなった女たちがたどり着く、そこは最後の楽園。我々は、そこを疲れた女の終着駅と言っている。ちなみに、そこへ行く女は「終電女」と呼ばれている。
人生に疲れた女が癒される第二のふるさとなのである。そんなダメリに連れられて、私は新宿二丁目のとあるゲイバーへ行ってきた。はじめて行った新宿二丁目。もうあそこは外国というか、特区のような感じ。手をつなぐ男カップルもいれば、男が男をナンパする光景も普通に見ることができる。
そんな二丁目の、とあるビルにあるスナックへ。
そこには小栗旬に似たイケメン・ママが。「おかえりー」のひとことで、彼女はまるで子供のように甘えだした。独女語録3:痛みを笑いに変えることができるヲタ独女は、なんとなく痛い。
そこには、独身だと思われる女性二人組がカウンターで飲んだくれていた。
さらに奥には女性客。本当に女性が多くいた。そして、彼女は入るや否や、話すことは。とにかく昔の男の愚痴ばかり。「もう男が信じられない」「恋をしたいが、恋ができない」「ゲイでもいいから結婚してよ」。ゲイたちは、そんな独女たちに同情も甘えも一切みせない。かなりズケズケと物申す。
「ゲイでもあんなみたいなブス、お断りよ!」「あんた顔がメタボリックよ」
遠慮はしない言葉が炸裂。しかし独女たちは、へこむことなく、その言葉を受けている。まるで母親から怒られているように。ちなみに最近二丁目では“おののけ”という言葉が流行中。「30歳で独身なんて、おののけー(おそろしい)」と使う。でももっとおののいたのが、この後はじまったカラオケ大会。独身女たちが集まって槇原敬之のあの名曲を熱唱。
「♪もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対〜!でもそんなの関係ねー!」と小島よしおのおまけつき。痛みを笑いに変えることができるようになった女をもっと痛く思った。
独女語録4:ヲタ独女は「イイコすぎる」から結婚を逃す。
ダメリが酔いつぶれて2時間後。彼女が寝しずまったころ、私はママに「なぜ彼女は幸せになれないのだろうか?」と聞いた。小栗旬にそっくりのイケメンママは、一言こういった。「イイコすぎるのよ。毒がなさすぎるの」まさに核をついた一言だった。ママの言うとおり、女はなぜか“イイコ”ほど結婚できないことがある。イイコほど、ダメ男にひっかかりやすい傾向もある。確かに彼女は、あまり心を開かない一面もあるが、一度開いた人にはとても優しく、そして気遣いのできる女性である。当は、そこらへんにいるバカな女と結婚するよりもちょっと人生に疲れた独女のほうが、いいのかもしれない。と思うことも。
ここが彼女の結婚できない理由なのか。朝方5時。結局、酔った彼女を背負い、送っていくことに酔った彼女の頬には涙がポロリ。肌寒い秋の朝。背中に染み込んだ、彼女の涙が、やけに温かく感じた。(つじまこと)
独女の法則
「ヲタ独女が許されるポロリは、水着ではなく、涙」の法則
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