殺し打ち
麻雀放浪記(二)風雲編
P.265より
P.268
「あたい、あんたを口説いてるんじゃないのよ。一緒に暮らしてくれなんていいやしないわ。お互い、ヤミテンよ。あんたはただちょっと、ヤミテンに振り込むだけ。そうすれば風が変わるわ」
P.270
「これが、ヤミテンかい―」
P.272
「―なるほど」私は又呟いた。「俺はヤミテンにふりこんだのかもしれないな」「そうして、風が変わったんでしょ。それならそうと、はっきりいって」
「いや、俺はヤミテンは嫌いさ。リーチをかける。大きい手が好きだからな」
彼女はやっと、感情のこもった声音になってこういった。
「大丈夫なの、そんなこといって。リーチしたらもう手は変えられないのよ」
痺れる。
音読したいね。
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